あの、憑きあってもらえません?



~勇太side~ 寮



ペラッ



確かにお札だ。



勇「気持ち悪いな。貼ってあるのも嫌だし。」



俺はお札をはがしてしまった。



そして、片付けをしているとあっという間に夕方になってしまった。



勇「ふぅ~。きれいになったな。もう夕方か。ご飯を。」



翔「お~い!開けて~!」



ガチャッ



勇「何だよ。」



翔「ご飯一緒に食べない?僕作っちゃった~!へへっ!」



勇「ああ。食費が浮くしな。」



翔「ていうかさ。僕見ちゃったんだよ。」



勇「何をだよ。」



翔「ゆ・う・れ・い!」



勇「は?」



翔「女の人の幽霊!ここ男子寮だろ?なのに女の人がいたんだよ!」



勇「誰かの彼女とかだろ。」



翔「そうかなって思ったんだけど、いかにも幽霊みたいな感じだったんだよ。あ~。怖い怖い!」



お札のことと関係あるのか?



翔「あ!じゃあ、僕部屋戻るね~!」



勇「あぁ。おやすみ。」



もう寝よう。



カチッ。



電気を消して寝た。




うううううううう。



うううううううううう。



どこからともなく聞こえる呻き声。



勇「何だよ!」



カチッ



電気をつけたがそこには誰もいなかった。




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