あの、憑きあってもらえません?
~勇太side~ 学校
友1「ていうわけだから!俺らは遠慮しとくよ!」
友2「う、うん。じゃあ!」
翔「あ...。」
翔吉が友達になったというやつらは、教室を出ていった。
あ、ちなみに翔吉とは同じクラスになった。
翔「...なあ。聞いたか?」
勇「ん?」
翔「だ~か~ら~!幽霊の話!」
勇「それが?」
翔「やばくね?ってゆーか、僕が見たのも絶対その女の幽霊だよ!」
勇「......。」
翔「勇太の部屋やばいって!」
勇「噂だろ?俺は噂とか興味ない。」
翔「でも!」
勇「それに、そんなものに付き合っている暇ないんだよ。」
翔「あ。」
キーンコーンカーンコーン
放送「みなさん。下校の時間です。寮へ戻ってください。」
ひとまず部屋に戻ろう。
・
・
・
さてと、飯も食ったことだし寝よう。
カチッ
電気を消して布団に入った。
うううううううう
うううううううううううう
また聞こえてくる呻き声。
なんなんだよ。眠れない。
バサッ
布団をはぐが、誰もいない。
もう一回布団に入った。
うううううううううう
勇「いい加減にしろ!」
やはり、いくら周りを見回しても誰もいない。
『こっちにいるよ。』
誰かの声が聞こえた。
ベッドの下から声が聞こえる。
恐る恐る下を覗いたが、誰もいない。
勇「疲れてるのか。」
もう一回布団に入ると、布団の下の方に違和感が。
恐る恐る布団をめくると。
勇「うっ!」
『うらめしや~。』
髪の長い女が、足をつかんでいた。