未来へ
京極はどこから持って来たのかコップにドボドボと酒をついだ。
俺まだ未成年です。
と悠志が言うとあからさまに顔を歪めて文句を言った。
「働いてれば子供も大人もねぇ!」
京極はいつもヘラヘラしていて抜けてる人間だが、明るくしっかりして仕事もよくできる。だから一般社会なら人気者のお兄さん的存在になるのだろう。が、この仕事の“チーム”ではどうも馴染めない様子だった。
京極は悠志より長く働いているはずだが京極と仲良くしている者は悠志と社長ぐらいしか悠志は見たことがなかった。
「先輩そろそろ行かないと、」
「あぁ?そっか〜」
京極は返事をしたが
ベットに寄りかかり、だいぶ酔っていて起き上がろうとしない。
「先輩。」
「分かってるよ。」
京極は悠志に向かって手を差し出した。
「は?」
「肩かせ。肩。オレもう動けん。」
「…」
悠志にとって今の京極に肩をかすのは、耐え難い苦痛なのだが、社長にどやされるのも嫌だったため、しょうがなく従った。
「いや〜悪いね。ゆ・う・し・君♪」
心の中で京極を罵りながらも1階の休憩室に向かった。
俺まだ未成年です。
と悠志が言うとあからさまに顔を歪めて文句を言った。
「働いてれば子供も大人もねぇ!」
京極はいつもヘラヘラしていて抜けてる人間だが、明るくしっかりして仕事もよくできる。だから一般社会なら人気者のお兄さん的存在になるのだろう。が、この仕事の“チーム”ではどうも馴染めない様子だった。
京極は悠志より長く働いているはずだが京極と仲良くしている者は悠志と社長ぐらいしか悠志は見たことがなかった。
「先輩そろそろ行かないと、」
「あぁ?そっか〜」
京極は返事をしたが
ベットに寄りかかり、だいぶ酔っていて起き上がろうとしない。
「先輩。」
「分かってるよ。」
京極は悠志に向かって手を差し出した。
「は?」
「肩かせ。肩。オレもう動けん。」
「…」
悠志にとって今の京極に肩をかすのは、耐え難い苦痛なのだが、社長にどやされるのも嫌だったため、しょうがなく従った。
「いや〜悪いね。ゆ・う・し・君♪」
心の中で京極を罵りながらも1階の休憩室に向かった。