「記憶」
そう言って笑うと、
二人も満面の笑みを返してくれた。
「それに、そんな簡単に死なないよ」
「俺!キルドを全滅させるのが目標!」
「僕もその目標、乗った!」
「あ、私も!」
「やるぞー!」と叫んで
拳をコンッとぶつける。
平和な世界を手に入れるために、
私達のように親が殺され
憎しみに埋もれる子供が生まれないように、
私達は平和を掲げ自由を掲げ、
16歳になったあの日
戦士として戦う事を決意した。
「明日から任務頑張ろうね!」
「ああ!腰抜かすなよ!」
「もう、二人とも!明日は会議だけだよ」