「記憶」






そう言って笑うと、

二人も満面の笑みを返してくれた。




「それに、そんな簡単に死なないよ」

「俺!キルドを全滅させるのが目標!」

「僕もその目標、乗った!」

「あ、私も!」




「やるぞー!」と叫んで

拳をコンッとぶつける。





平和な世界を手に入れるために、


私達のように親が殺され

憎しみに埋もれる子供が生まれないように、



私達は平和を掲げ自由を掲げ、

16歳になったあの日

戦士として戦う事を決意した。





「明日から任務頑張ろうね!」

「ああ!腰抜かすなよ!」

「もう、二人とも!明日は会議だけだよ」






< 11 / 95 >

この作品をシェア

pagetop