「記憶」




翌日。

婚約に驚いた顔をした者もいた。


祝福してくれる者もいた。


からかってくる者もいたけれど、

やはり祝福された。



レヴェルは隊長に、


「ミラナを絶対幸せにしてやって下さい。
…でないと俺が隊長を殴ります」


…なんて言っていたみたいで

それをロイに聞いた時は

嬉しくて可笑しくって笑った。




婚約して、隊長には名前で呼べ…

つまり、レオンと呼べと言われて

それも少し恥ずかしかったが

特別感があって嬉しかった。




一段落着いたら結婚しようという

隊長の言葉に私は同意し、

なんら変わりないキルドとの

戦いの日々を送る。





そして……






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