「記憶」








みんな、必死に生きてた。

守りたいモノの為に、未来の為に。



レヴェルやロイを初めに

かけがえのない仲間がいて、レオンがいて、



私の人生は、幸せだった。




とても、とても。




残酷な世界だけれど、

それ以上に綺麗だった。輝いていた。





ありがとう、大好きな皆。



最後にゆっくり目を閉じて

にこりと微笑む。




その直後だ。




「ミラナ!!」



名前を呼ばれ、

閉じたばかりの目を再度開いた。



すると目の前のキルドは倒れ

一人の男がこちらに走ってきた。






レオン………




涙が、溢れそうになった。






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