溺愛系と天然系が恋しました!
おどおどしながらもベッドにちょこんと座る。
そのあたしの膝の上に、きーち先輩はゆっくりと頭を乗せた。
太ももにきーち先輩の重みと温もりを感じて、
さっきまでカチンときていた気持ちが緩んでいく。
きーち先輩の髪をそっと撫でると、
それがまるで本当に猫みたいに柔らかくて
何度も何度もその手を往復させた。
撫でられていた事がくすぐったかったのか
きーち先輩はあたしの太ももに顔を擦り付けて
それがあたしにもくすぐったくて
恥ずかしくって・・・。
そのあたしを見上げる様に、きーち先輩があたしの方に顔を向ける。
幸せそうに顔を緩ませていて、それがあたしにとっても嬉しくって、あたしもきーち先輩に微笑み返した。
「美憂・・・。キスして。」
そう甘い言葉を囁きながら、きーち先輩はあたしにキスを求める。
「・・・きーち先輩。あの。多分、あたしが上体を倒すときーち先輩の顔を通り過ぎます・・・。」