溺愛系と天然系が恋しました!


「きーち先輩・・・。もう少しだけ、待ってください。キスだけでもドキドキなのに、あたし鼻血どころじゃ済まなくなりますから。・・・きっと。」


そのあたしの言葉を聞いたきーち先輩は、クスリと笑ってあたしの髪を優しく何度も撫で下ろす。

それが凄く心地良くて、あたしは目を細めてきーち先輩の手を恋人繋ぎにしながら握り締めた。


こんなに想われて、
こんなに大事にされて、
なんてあたしは幸福者なんだろう…


ほんわかとした気持ちを胸に、あたしはひたすら幸せに浸っていく。


「美憂、来週ならイイ?」


「へっ?!」


きーち先輩は、強敵かもしれない。
たった今、ホッコリとしたあたしの気持ちを
返してぇぇえぇぇえ!!





< 111 / 161 >

この作品をシェア

pagetop