溺愛系と天然系が恋しました!

きーち先輩のお宅訪問を済ませてからの数日間、あたしは部活も休んで秘書検定の勉強に打ち込んでいた。

だから、必然的にきーち先輩と会う時間もなかなか作れなくて…

3級は、一般常識が身に付いていれば問題ない。
とは知りつつも、受けるからには落ちたくはないという気持ちが強く、あたしは失点が無いよう、勉強に勤しんでいた。

きーち先輩は、インハイに向けて猛特訓。
多分、テニス部の部長である早川先輩に、
しごかれているんだろう。


そんな日が続いた1週間後の放課後。


きーち先輩があたしの教室に来たんだ…。

目を座らせて、怪しげな空気を纏いながら。



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