溺愛系と天然系が恋しました!


「お前ぇがこいつ等を殴った勢いで、俺の鼻に頭がぶつかったんだよっ!!」



謝るだなんて少し納得がいかなかったけれど、


「ええと…。気付きもしないですみませんでした。」


そう、ぶっきらぼうに謝罪するあたし。

棒読みしたあたしの言葉が気に食わなかったんだろう。


「顔が謝ってねぇんだよ…。女だからってなぁ~…っ!!」


鼻血男が突然キレだしました。

どうしよう?
いつもみたいに、伸しちゃう?
結構大柄な人だけど…どうにかなるよね?


そう思って戦闘態勢をとって構えてみると…


「ハッ。お前、可愛い顔してそっち系かよっ!!面白れぇ!!」


鼻血男まで構え出す。


あ。
…ヤバイ。

この鼻血男、出来るヤツじゃんっ…!
構え方を見るだけで分かるよっ
どうしよう…


きーち先輩っっ!
美憂、ピーーーーンチッ!!


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