溺愛系と天然系が恋しました!
そんな幸せな気持ちに包まれながら、
あたしは少しの本音を吐き出した。
「きーち先輩…?」
「…何?」
「男性の気持ちって、難しいです…。特に、きーち先輩は…。」
「そう?分かりやすいって、良く言われるけど。」
「きーち先輩の【操縦士検定】があって、きーち先輩を熟知出来たらいいのに…。」
そんなあたしの言葉を聞いたきーち先輩は、
フフっと笑いながら、答えてくれた。
「そんな検定、いらないよ?美憂は、…ニャンニャン資格を取得したよね?」
「ニャッ…?!」
「また、猫耳着けてくれたら…美憂のお願い、聞いてあげるよ?」
き…きーち先輩…っっ
ずっと、きーち先輩を上手く操縦出来たらいいなって思っていたけど…
【ニャンニャン資格】は取得出来たんですね!
それなら、あたし…
「…お手柔らかに、お願いします。」
二人の気持ちを育みながら
いずれは、しっかり操縦してみせますね!
幸せに包まれながら、
あたしは、そう心に誓った…。
- fin -