溺愛系と天然系が恋しました!
こ…これは…。
何て嫌なタイミングで出会ってしまったんだろう。
期末テストが来週にあるからと、きーち先輩のお家で勉強をする事になって、そのきーち先輩のお家の前に立っていたあたし。
その私の横に見えた一人のヤンキー…。
何で忠犬が…
いやいや、斉藤君がここに…
「何でお前が太一ん家の前に居んだよっ。」
同じこと思ってるしっ!!
言葉にしなくて良かった…
どんだけ気が合うんだろう?あたしと忠犬は…
「忠犬と同じ思考力っていうのはのは、
なんか嫌だなぁ…。」
「今、…お前ぇ、何つった?」
「独り言だから気にしないで。」
「聞こえてんだよ!!アホがっ!!
…忠犬…っつったよな?今。」
聞こえてたなら聞かないでよー!!!
太一君とあたしとで、ここまで態度が変わるのもどうなの?!
…あれ?…あたしも?
斉藤君と一緒は嫌だっっ!!
こんな忠犬と一緒だなんて…