溺愛系と天然系が恋しました!



どうやったら【洋モノ】なんて言葉が出てくるんですかっ?!!

そんな事、あたし一言もっ!!…あ。
もしかして…『oh,…yes』ですかっ?!

それに、それにあたしっっ!!


「そんなの勉強したい訳じゃないですっ!!
テスト勉強の方です!きーち先輩!!」


顔を真っ赤にさせながら否定したあたし。
きーち先輩はフリーズ状態。
太一君は爆笑するし、忠犬に至っては呆れ顔。


「おい。輝一はこの女の前では、いつもそんなんなのか?」


「え?あ…あぁ…まぁ…。」


ちゅ…忠犬っっ!!
きーち先輩に対して呼び捨てとかどうなの?!


「ちょっと!!何できーち先輩を呼び捨てにすんのよ忠犬っっ!!」


あっ、ヤバイっ…!!!

忠犬って呼んでいたのは心の中だけにするつもりでいたのに、勢い余っていっちゃったよっ!!


忠犬の方に恐る恐る目を向けると、額に青筋を浮かばせていて…。


「俺は忠犬じゃねぇんだよ…カスが!!
忠(ただし)って名前があんだからなぁ!!」


あながち間違ってないじゃんっっっ!!!


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