溺愛系と天然系が恋しました!



あたし、何か先輩の逆鱗にふれた?
や、でも、
追っかけとかファンとかは、
どうでもいいって言ったよね…?


じゃあ、何なのよーーー?!


ま、まさか…
”お前ごときが好きとか言うなよ”的な?
”身の程を知れ”とか、そんなん?



「きーち先輩…拷問ですか…これ。」


「いいから、食べて。」


もう、有無も言わさずなんですね…
クールな先輩に、
イジワルな側面があったとは…
それは、それで、萌えです…


「…って!ちっがーーーうっっ!」


あたしがいつまでも口を開かないからか、
先輩はあたしの唇にスプーンを押し付けた。


「自分の世界に入るのは、後にして。
いいから、…食えっ。」


自分の世界は後って…バレてるし
おまけに口調が変わりました…
もう逃げられません…

あたしは、諦めて大口を開いた。



< 22 / 161 >

この作品をシェア

pagetop