溺愛系と天然系が恋しました!
文化祭から急進展したあたしときーち先輩。
クールだった先輩の面影は、
どこへ行ったのやら?
そう感じずにはいられない。
きーち先輩の豹変っぷりに嬉しいと思いながらも、あたしは頭を悩ませていた。
「美憂っ!待たせて悪い。…帰るか。」
そう言いながら、きーち先輩はあたしの肩に腕を回し、そして引き寄せる。
これは、付き合い始めた当初から。
あれから3ヶ月が過ぎて、今は1月。
あたしは、
先輩と手を繋ぎたいんだけどなぁ…
そう思いながらも、
そう言い出せないあたしがいた。