溺愛系と天然系が恋しました!
今は約束の1時、5分前。
さっき時刻表を確認したら、ここに到着する時間は1時3分だった。
「あと8分。キャー!あと8分だって!!」
一人で舞い上がりながら、キャーキャー言うあたしは【ヘンな子】そのもの。
なのに、世の中には物好きな人もいるみたいで、こんな怪しいあたしに声をかけてくる人がいたんだ。
「キミ?ひとり?」
「え?はい。今現在はひとりですね。」
「何、この子!今現在って!」
あたしの目の前には、ケラケラ笑う大学生位のいかにもチャラいですよ~風の、2人の男。
答えるだけバカだったなぁ・・・
と思いながら、それ以上の言葉を発せず、シラけた視線を2人に向けた。