溺愛系と天然系が恋しました!
「ね?キミ何歳?まさかの中学生とか?!」
高校1年生のあたしに向かって中学生とは!
なんちゅー失礼な人達!!
でも、ここで言い返したら負けな気がする。
それはそれで悔しい。
ていうか、あたしのこの身長の低さと童顔もどうなんだろ?
やっぱヤダな・・・コンプレックスなのに・・・
「はぁ~・・・・」
もう、そんなあたしに溜息しか出ない。
そう思いながら目の前のチャラ男2人を無視して、改札口に目を向けた。
「っっっ?!?!?!」
あたしの視線の先には、背後に黒いオーラを纏いながら、満面の笑みを浮かべているきーち先輩の姿。
ゆっくり、ゆっくり、歩いて来ていて
それが異常に怖かったんだ。