溺愛系と天然系が恋しました!
【ミユりん同盟】・・・・
なんじゃ、その同盟は?!?!
ネーミングセンスの欠片もないし!!
それに、あたし【みゆう】だしっ!!
【う】はドコにいっちゃったのよ?!
勝手に略さないでよ!!
信じらんない!!
ていうか、その前にあたしのファンクラブが
存在している事自体がおかしいから!!!
一人で鼻息を荒くしながら地団駄を踏んでいると、先輩が『だから・・・』と、話し出した。
「美憂のクラスにファンクラブの件、お願いしに行ったのは・・・。俺のファンクラブからもそうだけど、美憂のファンクラブからも守って貰いたかったからだ。」
まだ、あたしのファンクラブ【ミユりん同盟】
その存在はピンとこないけど・・・
それでも、それだけ、
きーち先輩があたしの事を大事に想ってくれていたんだって事が知れて、あたしは嬉しくて嬉しくて仕方が無かった。