溺愛系と天然系が恋しました!

先輩は口パクの後にガックリ項垂れながら、
それでも負けじと言葉を続ける。


「・・・それは分かった。けど、力じゃどうにもならないだろ?・・・頼むから気をつけてくれ。」


先輩にそう言われて、合気道もやってたんです~って言いたかったけど、あまり言い返すのも可愛げがないし・・・
心配してくれているんだから、言われた様に気をつければいいやって思って・・・


「はい!きーち先輩!!美憂、了解しました!!」


と元気良く、敬礼付きで返事をしたんだ。


そしたら先輩は、ホッと安心したのか表情を崩して微笑んだ後、またあたしを抱き締めた。


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