溺愛系と天然系が恋しました!
「き、きーち先輩?どうしたんですか?赤面が尋常じゃありませんよ??」
「・・・赤面にもなるよ。何で、美憂はそんなに余裕なんだよ・・・?」
「そんな事ありませんよ!もう心臓バクバクバクーン!って位のヤバさですよ?!」
「・・・そっか。それ聞いて安心した。俺も初めての事だし、緊張してんのかもな・・・。いや、してるから!!」
め、珍しい・・・!
きーち先輩が自分にツッコミするだなんて!!
きーち先輩も彼女とかを家に呼ぶの初めてなんだ・・・
それ、すっごく、ミラクル嬉しいです!!
それじゃあ、ご両親にあたしを紹介するのとか緊張しまくりにもなりますよね?!
そんな先輩の緊張を少しでも解きたくて、
『あたしも、初めてなんで緊張しますけど・・・テンパらない様に頑張りますね?』
とそう言ったら、先輩は突然あたしの両肩をきつく掴み、真剣な表情をしてこう言ったんだ・・・。
「美憂・・。優しく出来なかったら・・・ゴメン。」
「へ・・・?」
何かが違う気がする・・・