溺愛系と天然系が恋しました!


「水で正解だったな。お茶だと染みになるかもしれないし?」


「へ?」


きーち先輩、確信犯発言ですよ!!
あたしが溢すのを想定済みだったんですね?!


不満を心中で漏らしながらも、
これで晴れたならいいや…と、ドキドキする胸を押さえながら俯いた。

そのあたしの目の前には、伸ばされたきーち先輩の腕とミネラルウォーターのペットボトル。


普通に飲んでいいよ?って事ですか?
でも、あたし喉渇いてない…
胸がいっぱいなんですっ!!


あたしが思う事などお構いなしに、
きーち先輩は言ったんだ…。


「今度は、美憂がしてくれるんだよね?」


あたしは何も…
言ってませんよ―――――!!!





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