溺愛系と天然系が恋しました!
そっと自分の鼻に触れてみると、鼻にティッシュを突っ込まれている事に気付く。
「っっ?!」
恥ずかしさのあまり、その鼻を隠すように両手を当てた。
背後から声を発した人物が、私の横に腰掛けて覗き込む。
「一時間は経ってるから、もう大丈夫ね。」
そう言って微笑んだ女性は、もう、何て言うか
壮絶な美女で、言うならば女性版きーち先輩。
きーち先輩…?
…に、似てるこの人は…?
呆然としているあたしに、
その女性が口を開いた。
「輝一の母です。あなたが美憂ちゃんね?輝一から聞いているわ。ふふっ。」
お、お、お母様ぁあぁぁあ?!!!!
鼻血のご対面だなんて…最低最悪っっ…
チーーーーーーーーーーーン…終了…