溺愛系と天然系が恋しました!

お母様がこの部屋を再度出て行ってしまった後、あたしはきーち先輩にティッシュを貰い、
鼻に突っ込んであったティッシュを外した。


「うん。もう止まってるね。大丈夫だよ?美憂。」


「・・・はい。ありがとうございます。」


っていうか!!!!
元々はきーち先輩があんな事するから!!
もぅ、項垂れてしまう他ないですよ・・・

だけど、ちょっと引っ掛かる。
きーち先輩は、何処に監禁されてたわけ?

そう思ったままを言葉にすると、きーち先輩は
そんな事?と言わんばかりの反応をして話し出す。


「自室だよ?」


「自室・・・ですか?でも、お母様は監禁って言ってましたよ?」


「うん。監禁。」


「自室で監禁・・・ですか?」


「うん。この家の中にある鍵付きの部屋は、外側からしか鍵を掛けられないんだよ。」



マジですかぁぁあああぁぁぁぁ?!?!?!


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