溺愛系と天然系が恋しました!

そんなあたし達のやり取りを見ていたきーち先輩は、あたしの二の腕を掴んでお母様から引っぺがした。


「じゃ。俺達は部屋に行くから。父さんと母さんは、いつも通りにラブラブしてていいよ。」


「あら。嬉しい事言ってくれるのね?輝一。こんな可愛い子をイジメ過ぎたらダメよ?」


えと…お母様?
イジメる事自体を注意してはくれないんですか?!

愛情に溢れたご家庭だとはすっごく分かりましたが、そこは徹底してあたしの擁護をして下さいっっ!!


「愛でるだけだよ。心配しないで。」


「………。」


あたし…

このままきーち先輩の部屋に行って

いいんでしょうか…?


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