新撰組と妖狐ちゃん!



そして、


「お姉ちゃん…」


「え!?なっ!!ギャーッ!!」


一人焦っていた平助は、日向に抱きつかれ、一瞬で顔を赤くしてぶっ倒れた。


女に間違われた上に、ぶっ倒れるとは…
災難だったな、平助…。


「あれ…、お姉ちゃん…?」


キョトンとしている日向。
男を女に間違えるうえに、抱きつき魔とは…
そうとう酒癖が悪いな…。


俺ははぁっ…と溜息をつき、


「おい、これからは日向に
酒を飲ますんじゃねぇぞ」


と、皆に言った。


「ああ、そうだな…(苦笑)」


「そうですね…」


「…だな」


「え〜、僕はこういうのも好きですけどー」
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