新撰組と妖狐ちゃん!


そうだ、これからどうしたらいいか聞こう。
そう思い、平助の方へ向かい、


「平助、」


と声をかけると、


「わっ!?ひ、日向、おはよ」


ものすごく驚かれた。
…なんだ?あたしってそんなに気配ないか?


「おはよ。あのさ、
あたしこれからどうすればいいんだ?
仕事とか何も言われてないんだけど…」


そう聞くと、


「え、あ、えと、
土方さんに聞けばいいと思うよ…?」


平助はそう言って、顔をふいっと逸らした。
…あたし何かしたか…?


「そうか、ありがと。
…ってか、顔赤いぞ?二日酔い?」


平助の顔を覗き込むと、
耳まで真っ赤にしていた。

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