新撰組と妖狐ちゃん!




「じゃあ、あたしはこれで失ry…ぐぇっ」


踵を返して帰ろうとしたら、
襟首をグイッと引っ張られた。
恐る恐る後ろを振り返ると、
昨日と同じく、案の上ドス黒い笑顔の沖田が。


「日向も行くよね?」


「い、いや、あたしは平隊士だし?
稽古をつけるのは組長のあんたでしょ?」


負けじと反論してみるが、


「その組長の隊に君も入ってるよね?」


「入ってるっつーか、強制だったっつーか…ヒッ」


物凄い笑顔だ、真っ黒い笑顔だぁ!!
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