新撰組と妖狐ちゃん!
「…いただきまーす」
あたしは悶々もしながらも、
どんどん箸を進めていった。
…此処の料理、上手いんだよ。
そして、ふと思った事を聞いた。
「土方ぁ。あたしは平隊士だぞ?
幹部と一緒に食事していいのか?」
「…お前は一応女だからな。
事情を知ってる俺たちの周りにいる方が安全だ」
それにお前は俺の小姓だろ。
と、付け足した土方。
まぁ、確かに。
でも、あたしには幹部と過ごしている方が正体ばれそうで怖いんだけど。
こいつ等、洞察力とか半端ないからな…
そして、小姓という理由なら、
あたしは全力で平隊士と過ごす事を
志願するが。←