新撰組と妖狐ちゃん!




「…いただきまーす」


あたしは悶々もしながらも、
どんどん箸を進めていった。
…此処の料理、上手いんだよ。


そして、ふと思った事を聞いた。


「土方ぁ。あたしは平隊士だぞ?
幹部と一緒に食事していいのか?」


「…お前は一応女だからな。
事情を知ってる俺たちの周りにいる方が安全だ」


それにお前は俺の小姓だろ。
と、付け足した土方。


まぁ、確かに。
でも、あたしには幹部と過ごしている方が正体ばれそうで怖いんだけど。
こいつ等、洞察力とか半端ないからな…


そして、小姓という理由なら、
あたしは全力で平隊士と過ごす事を
志願するが。←
< 146 / 715 >

この作品をシェア

pagetop