新撰組と妖狐ちゃん!




「…いけね…」


あたしは涙をふき、布団から起き上がり、
さっきから人の気配のする天井を見上げて言った。


「…この事は他言無用だからね?
あと、監視するならもーちょい静かにしてね?寝れないから。」


あたしはニッとはにかんで言った。
…ばればれだよー、っていう意味を込めて。


返事こそ返ってこなかったが、
それまで天井にあった人の気配は完全に消えた。
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