新撰組と妖狐ちゃん!
「もう夜中ってのに…仕事ばっかりだと、
身体壊してしまうで?」
「夜中に訪ねてくるお前に言われたくはないが。」
あ、ほんまやwと苦笑いすると、
副長は書物をやめてこちらを向いた。
「…で、何か分かったのか?」
「いや、街中調べまわったけど、
何一つ情報が出てこんかったわ。
…あ、一個あったわ。甘味処の常連らしいで?おばちゃんに話を聞いたけど、
有力な情報はなしや。」
「…そうか」
はぁ…、と溜息をつく副長。
いや、ここで溜息つかれたら、
本当に報告したいことが言えなくなるんやけど。
まぁ、でも言うしかないなぁ。