新撰組と妖狐ちゃん!



「もう夜中ってのに…仕事ばっかりだと、
身体壊してしまうで?」


「夜中に訪ねてくるお前に言われたくはないが。」


あ、ほんまやwと苦笑いすると、
副長は書物をやめてこちらを向いた。


「…で、何か分かったのか?」


「いや、街中調べまわったけど、
何一つ情報が出てこんかったわ。
…あ、一個あったわ。甘味処の常連らしいで?おばちゃんに話を聞いたけど、
有力な情報はなしや。」


「…そうか」


はぁ…、と溜息をつく副長。
いや、ここで溜息つかれたら、
本当に報告したいことが言えなくなるんやけど。
まぁ、でも言うしかないなぁ。
< 171 / 715 >

この作品をシェア

pagetop