新撰組と妖狐ちゃん!
日向の事は知っていても、
生まれや家柄などの個人情報を知る者は
誰一人いない、と。
ただ単に教えていないだけなのか、
はたまた教えたらまずい事なのか。
それに、部屋で泣いていた、と。
俺がさっき説教したからか?
…いや、そんなんで泣くような奴じゃないだろ。
…もしかして、家族の事なのか…?
「…はぁ…、全く分からねぇ…」
…一体あいつは何者なんだよ…。
俺は明かりを消し、床についた。