新撰組と妖狐ちゃん!
空はだいぶ明るくなってきて、
池の水面に太陽の光が反射し
キラキラしてとても綺麗だった。
池のほとりにしゃがんで、
冷たい池の水を片手ですくったりして
遊んでいると、
ふと、小さい頃の事を思い出した。
まだ、変化もうまく出来ない小さい頃、
よく仲間の狐たちと川で水遊びをしていた。
一目もつかない山奥に住んでいたから、
白狐の姿のままでもいいし、人間の姿でもいいし、あたしみたいに失敗して、
耳と尻尾だけ出てる人間の姿のままでも
全然大丈夫だった。