新撰組と妖狐ちゃん!





…。


「…なんだよ、土方か」


「…テメェ、朝から喧嘩売ってんのか」


練習着を着た土方だった。
今あたしの所に来たようで、
特に大した反応はしなかったので、
多分、さっきの姿は…
…見られていない。


心の中でホッと安堵の溜息をついていると、土方が話しかけてきた。


「お前、何してんだ?」


こんな朝早くに、と怪訝そうな土方。
そんな土方にさらに溜息をつき、


「見てわかんないの。朝稽古してたんだよ。 …今はその休憩中。」


側に置いていた木刀を手に取り言った。
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