新撰組と妖狐ちゃん!




「はぁぁぁー…」


あたしは身体の力が抜けて、
地面に座り込んだ。


「おばちゃん、もしかしてさ、
男装してる事って…」


「ここら辺の馴染みの人たちは
大体知ってるよ?」


…あたしが今までしてきた努力って…
何だったんだ…。


あたしがうなだれていると、


「まぁまぁ、とりあえず座りな?
今、お茶とお団子出すから」


そう言って、あたしと沖田は椅子に座らされた。
出されたお団子を食べながら、
あたしは沖田に聞いた。
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