新撰組と妖狐ちゃん!



「誰が降りるかよバーカ、
なんで、連れてかれなきゃいけないんだよ!」


そう言うと、


「いいの?君のせいでこの桜の木を
切り倒すことになっても」


「え。」


…まじかよ、そんなのありですか。


「じゃあいっきまーす」


そう言って、美青年は刀を振り上げた。
すると、あたしは咄嗟に、


「ちょちょっと待て!環境破壊反対!降りるっ 降りるから!…あ。」


…降りるって言ってしまったぁー(泣)



恐る恐る木の下を見てみると、


…。


「降りるって言ったね?」


美青年がものすごく黒い笑みを浮かべていた。


…こいつ、アレだ。ドSってやつだきっと。


< 29 / 715 >

この作品をシェア

pagetop