新撰組と妖狐ちゃん!
「ほら、」
「わわっ…」
俺の元へやってきた日向の腕を引くと、
いとも簡単に俺の胸へと崩れ込んだ。
そして、日向の額に手を当てた。
…けっこう、熱いな…。
んー、完璧に熱出してるな。
すると、
「っ!?な…に、すんだよ…
クソひじ…かたぁ…。てぇ、つめ…たい
ん…だよ…」
途切れ途切れながらも、日向は悪態をついてきた。
「…お前、熱出しても毒舌は健在なのかよ…」
全く迫力はないが←
あいにく、医学をかじっている山崎が今日は任務のため不在だ。
とりあえず、薬飲ませて寝かしとくか…
片手で日向を支えているため、
額に当てていた手を離して、
薬を探そうとしたが、
日向にそれを遮られた。