新撰組と妖狐ちゃん!


「うー…ねむ…」


すると、日向は、
そのまま俺の腕の中でウトウトし始めた。


「はぁ…ったく。」


世話の焼ける奴だ。


俺は日向を持ち上げ、
とりあえず自分の布団へ寝かせた。


熱が上がってきたのか、
苦しそうに呼吸をしている。


案外身体は丈夫な方だと思っていたが…


俺は昨日、斎藤が言っていた事を思い出した。


…水を頭から被ったって言ってたっけか?


まさか、それで風邪ひいたのか…?


まぁ、理由はどうあれ、
熱が下げないとな…


俺は、薬を飲む水と頭を冷やす布を取りに部屋を出た。


< 405 / 715 >

この作品をシェア

pagetop