新撰組と妖狐ちゃん!


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水と布をとって部屋に戻る途中、
周りをキョロキョロと見渡している総司がいた。


「あ!土方さん、日向見ませんでした?」


巡察の時間なのにいないんですよー、
と総司。


あ、そういえば言ってなかったな。


「日向は今日は休みだ。
あいつ熱出したんだよ。」


「えぇええぇぇえー!!!
日向が熱!?なんで早く言ってくれないんですかぁー!!!」


余りにもヒステリックに叫ばれたので、
驚いて、わりぃと謝った。


「日向、今何処ですか!?」


何処ですかって…


「此処だが。」


「へ?」


そう、総司がいたのは、
俺の部屋の前だった←


「お前、いつも勝手に部屋入ってくるくせに、今日は入らなかったのかよ」


いつもいつの間にか部屋に入って、
様々な迷惑行為をして去っていく。
これが総司の日常であった←


だから、遂にそれも終わりを迎えたか…
と喜んでいると、


「大丈夫です。今から入る予定でした!」


…あぁ、そうかい。
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