新撰組と妖狐ちゃん!



…ちっ、後で覚えとけよ土方。


あたしは心の中で盛大に舌打ちをして、
トンッと近藤さんの腕から飛び降りた。


「どんだけ、
正体を暴きたいんだお前らは。
…もうどうなっても知らないぞ。」


「!?」


そんな事を呟きながら。


あたしの声が聞こえた事に驚いている幹部の皆を見据え、言った。



「…そうだよ。あたしは…










…楠木日向だ。」

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