新撰組と妖狐ちゃん!
隠すのもバレるのも大変。
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「それじゃ、話を聞かせてもらおうか?」
あたしは、土方の部屋のど真ん中に座らされ、その周りを幹部が囲んだ。
どう考えても、可哀想な位置だよねコレ←
「土方、話を聞くのに
この位置はないだろ」
あたしが冷静につっこむと、
「そういうお前は人間の姿に戻らないのかよ。」
冷静に返された←
そう、あたしはまだ白狐の姿のまま。
人間の姿に戻る…ねぇ…?
「無理。」
「は?」
「だから無理。」
「そうなのか…
…じゃねーよ!!戻れねぇのかよ!?」
一人で勝手にノリツッコミしている土方にあたしは飽きれながら言った。