新撰組と妖狐ちゃん!

病み上がりっていつまで??



正体を明かした次の日。


布団から起き上がると、
妖力が戻ってる事を確認し、
部屋の外に誰もいないのを確認し、
あたしは、小さな声で術を唱えた。


すると、スーッと身体が光ったと思うと、人間の姿に戻った。


「ふぅ…」


耳なーし、尻尾なーし、
髪は白くなーい、目も紅くなーい。


…よし、OK!!!


と、一人で指差し確認し、
あたしは服を着始めた。


胸にサラシをクルクル巻き、
久しぶりに袴を履き、
髪を一つに結い上げ、
刀を腰に挿した。


が。


「…。」


あたしは腰に挿した刀を鞘から抜き、


「何しとんじゃ山崎ぃぃぃ!!!
殺されたいかぁぁあぁあぁ!!!!!」


ブスッ


「ぎゃあぁぁあぁああぁ!!!!!」


天井にぶっさした←
< 491 / 715 >

この作品をシェア

pagetop