新撰組と妖狐ちゃん!
病み上がりっていつまで??
正体を明かした次の日。
布団から起き上がると、
妖力が戻ってる事を確認し、
部屋の外に誰もいないのを確認し、
あたしは、小さな声で術を唱えた。
すると、スーッと身体が光ったと思うと、人間の姿に戻った。
「ふぅ…」
耳なーし、尻尾なーし、
髪は白くなーい、目も紅くなーい。
…よし、OK!!!
と、一人で指差し確認し、
あたしは服を着始めた。
胸にサラシをクルクル巻き、
久しぶりに袴を履き、
髪を一つに結い上げ、
刀を腰に挿した。
が。
「…。」
あたしは腰に挿した刀を鞘から抜き、
「何しとんじゃ山崎ぃぃぃ!!!
殺されたいかぁぁあぁあぁ!!!!!」
ブスッ
「ぎゃあぁぁあぁああぁ!!!!!」
天井にぶっさした←