新撰組と妖狐ちゃん!


その頃屯所では…。


土方side


「土方さん、日向見ませんでした?」


予想した通り、
総司が日向を探し回っていた。


俺ははぁ…と溜息をつき言った。


「日向なら今、内密に任務についてもらってる。…間違っても探しに行こうとか思うなよ。」


すると、


「間違わなくても探しに行きますよ!!
内密な任務って何なんですか!?」


俺をガクガクと揺らしながら
総司は言った。


…長州贔屓の店に潜入捜査、
なんて言ったら、確実に殺されるな…←


「…内密は内密だ。俺らも後で動くから
その時に話す。」


「…日向が危険な目にあってたら、僕、
土方さんに何するか分かりませんよ?」


…そりゃ、俺だって心配だよ。


総司は微笑んではいるが、
目がマジだ←


俺は総司を落ち着かせる為に言った。


「日向なら大丈夫だ。」


…多分。
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