新撰組と妖狐ちゃん!
「何でだよっ!?
…まさか、心配してるとか?
うわ、土方が心配とか…うげ。」
「誰かテメェの心配するかボケェ!!!
俺は古高の心配してんだよ!!!
テメェがメッタメタにしたら、情報が聞き出せねぇだろぉが!!!」
あたしが心底嫌そうな顔をすると、
土方がブチ切れた。
「ふん、何処かの誰かさんと違って、
古高は優しかったぞ←
暴漢に襲われたと言ったら、
物凄く心配してくれたぞ←」
まぁ、下心丸見えだったが、
と嫌味を言う。
「俺に心配されたくないって言ったのは
テメェだろーがあ!!!!」
またまたブチ切れる土方。
こいつは、今が真夜中だってことに
気づいているのだろうか←
「土方副長ー、近所迷惑ですよー。
いい加減、
…黙れ。」
あたしが、真顔になって言うと、
「…おい、何で最後は命令形なんだ。
叩っ斬られてぇのかテメェは。」
…キレすぎて土方の背後に、
沖田と同じドス黒いオーラが見えたのは
きっと気のせいだ。…うん、気のせい。