新撰組と妖狐ちゃん!
「おーおー、疲れてますねー、土方ぁ」
「大変ですねぇ、土方さん。」
ププッと笑うあたし達に、
はぁ…と土方は溜息をついた。
「テメェらのせいで、疲れが倍増したわ…
…つーか日向、言葉のバリエーション
ねぇのかよ。しかも、総司はどさくさに
紛れて呼び捨てにするな阿呆」
どうやら見た目以上に疲れているようだ。つっこみも全く威力がない←
「つか、何の用だ。」
「日向は拷問の、僕は土方さんを冥土に
送る手伝いをしにきました!」
はいっ!と手を挙げていう沖田。
…笑顔で言うことじゃないぞソレ。
「総司テメェ、斬られたいか?あ"?」
「斬られるんじゃなくて、僕が土方さんを斬るんですよ。」
「…そういう問題じゃねぇ!!」
あたしは、そんな2人を無視し、
土方が出てきた拷問部屋に入ろうとしたが、
「おい、女がやるような事じゃねぇ、
とっとと帰りやがれ。」
それに気づいた土方が、
刀を抜き、あたしに向けた。