新撰組と妖狐ちゃん!


…。


あたしはフンっと鼻を鳴らした。


「土方ぁ、あたしは女である以前に、
妖怪だぞ??そんな事も忘れたか?」


あたしは一瞬目を紅く光らせて
ニヤリと笑い、


「沖田、後はよろしく。」


そう言って部屋の中に入っていった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


血生臭い部屋へと入ると、
あたしは内側から戸を開けられないようにした。


外から土方の声とドンドンと戸を叩く音が聞こえる。


「おい、ちょっと待て!!」


「土方さんのお相手は僕ですよ?」


「は!?ちょっ!!」


刀が交わる音が聞こえてきたので、
当分は邪魔されずに済むだろう←
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