新撰組と妖狐ちゃん!


あたしは、部屋の中を見渡した。


床一面血だらけで、
もうヌルヌルしている。


部屋の中心には、
縄で逆さに吊るされた古高の姿があった。


…足に五寸釘が貫通しているというおまけ付き。


あたしは近寄り、


「やっほー、古高」


気絶している古高に声をかけた。
…が、当然、気絶しているので反応があるわけない。


なので、ちょんちょんと、
五寸釘の刺さっている所をつつくと、


「…っ!?」


呻きながら、古高が目を覚ました。
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