新撰組と妖狐ちゃん!
「見ての通り、あたしは人間じゃない。
しかも、絶滅したと言われる白狐だ。
そんなのが、死ぬ間際に見られるなんて
あんたは幸せ者だぞ?」
あたしは、手のひらで狐火をもてあそびながら言った。
あたしを見たまま黙ってしまった古高。
…怖くなってしまったのか?
…まぁいい。
「これから拷問を開始する。
吐きたくなったらすぐ言えよ?
…あ、でも、間違っても胃の中の物は出すなよ!?汚いからな!!??」
そう言って、手のひらから、
次々と狐火を出していく。
そして、手を古高の方へと動かすと、
狐火が古高の周りへと移動し、
古高の周りをクルクルとまわりはじめる。
…さぁ、拷問の始まりだ。