新撰組と妖狐ちゃん!
「ちょっと待てよ近藤さん!
俺の隊が24人に対して、近藤さんの隊が10人!?もし、本命が池田屋なら…」
…勝つのは不可能。
あたしも、こればかりは
土方の意見に賛成だ。
池田屋と四国屋の位置は結構離れてるから、後から援軍に来たとしても、
それまで10人で持つかどうか…
そんな事を考えていると、
「ならば、俺のところには、
総司、新八、平助を連れていこう。」
近藤さんがそう言った。
すると、
「それなら大丈夫です土方さん。
僕が命に替えても近藤さんを守ります!」
沖田が真剣な顔をして言った。
すると、土方はそれを見て、
フッと微笑み、
「…お前ら三人がいれば大丈夫そうだな。よし、後の者は俺と共に四国屋へ!
…山南さん、留守を頼めるか?」
「もちろんですよ。」
山南さんは、ニコッと微笑んだ。