新撰組と妖狐ちゃん!


これで今夜の隊の編成は決まった。


近藤隊→沖田、平助、長倉を含む10名。土方隊→斎藤、原田、源さんを含む24名。


…。


…あれ。


「…って、あたしはどっちに行くんだよ
!?つか、そもそもちゃんと含まれてるのかあたし!?」


それとも、どっちに行ってもいいのか!?まさかの選べる制度か!?


あたしは、
土方と近藤さんを交互に指差した。


「どーちーらーにーしーよーうーかーな
てーんーのーかーみーさーm「テメェは
此処に残れ。」…はぁぁあぁあぁあ!?」


あたしは思わず土方に掴みかかった。


「置いてけぼりなんて酷くね!?
あたしも連れてけコラ、この情報は
あたしが聞き出したんだぞ!?」


「何、お前寂しいのか?」


餓鬼だなお前、と、
土方がぷっと笑いを堪えた。


…。


「ちっげぇえぇええぇえぇぇえ!!!」


ガクガクと土方を揺らすと、
まぁまぁ、と沖田が止めにはいった。
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