新撰組と妖狐ちゃん!


「…男の人と女の人が……とかするところ…」


…。



「えぇえぇええぇぇえ!!??」


あたしは、その場から飛び退いた。


それと同時に、
一気に顔に血がのぼって熱くなる。


あいつら(三馬鹿)は
そんな所に行っていたのか…!?


な、な、な、何つー所に来てしまったんだぁあぁああーー!!!


え。
ってことは此処にいる鈴ちゃんって…


「…鈴ちゃん、此処で働いてるの…?」


「で、でも、違うからねっ!?
お仕事で来てるだけでっ!!
そ、そんな事は絶対しないもんっ」


顔を真っ赤にしたまま、
全力で否定する鈴ちゃん。


「仕事って…?」


聞いていいのかは分からないけど、
こんな可愛い子を危険な所に行かせる仕事がどんなのか、凄く気になる←


すると、
鈴ちゃんはとても可愛い笑顔で言った。


「えっとねー、殺し屋!!!」






((((;゚Д゚)))))))






え、いや、え?
待って、ちょっと待って。
この子、可愛い笑顔で何て言った?
殺し屋と言いました?


え、危険な所に行かせるとかそういう前に、もの凄く危険な仕事やってるよ!?
(貴女もそうだよ、日向さん←)


というか、それ堂々と言っていい事!?


そして、あたし逃げて来たけど、
一応新撰組の者ですが…←


血で汚れてるけども、
一応隊服着ているのですが…←


まぁ、
命の恩人を捕まえるなんてしないけど…


衝撃的すぎて、固まっているあたしを他所に、鈴ちゃんは続ける。


「今度の相手が此処によく来るって聞いたから、お店の人にお願いして、花魁の振りして潜入してるの!」


何と…!


鈴ちゃん、必○仕事人だったのか!?
(貴女もついこの間潜入したよね?←)


「日向ちゃん、新撰組だよね…?
私を捕まえる…?」


今、確認する!?


目がウルウルな鈴ちゃん。
これって、山崎が言ってたあの技だけど…


「う"っ(グサッ」


日向は10000のダメージを受けた←


「いや、捕まえないから。命の恩人を捕まえるなんて出来ないから!!」


女(あたし)にもとっても効果はありました。


これは、無意識なのか!?
計算済みなのか!?


…いや、きっと無意識だよ、うん。







…と、あたしは信じたい←



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